
もっとワインのことを知りたいのならば、スクールで学ぶのもひとつの方法。そこで、忙しい社会人でも気軽に参加できるスクールをご紹介。
今回は、「レコール デュ ヴァン」で行われている「プティソムリエ講座」を受講する前の導入講座を、読者の尾崎さんに体験してもらった。
ワインに関する基礎知識を学べるこの講座は、尾崎の知的好奇心を刺激したようだ。
恵比寿にあるワインとソムリエの学校「レコール デュ ヴァン」では、ワインを身近に感じてもらうための「プティソムリエ講座」を受講する前に導入講座を設けている。約3時間でテイスティングの基礎からワインの造り方までを総合的に学ぶことができる内容だ。商社勤めで外国のお客様との会食も多いという尾崎さんだけに、今回の企画を楽しみにしてくれていたとか。
本日の講師は統括校長である梅田悦生先生。まず、ワインとは葡萄を発酵させた農作物であるという話から講義がスタート。上質のワインを造るためには天気、気温、土壌が大切であるとスライドを使った熱心な解説に耳を傾ける。
続いて、ワイングラスの持ち方やテイスティングのマナーなどを、実際にグラスを使って説明。梅田先生は、「素晴らしい!という表情をワインに向ける」など、ユニークかつわかりやすい表現で熱弁。尾崎さんも、早速明日から実践できると満足気な表情。
その後、いよいよワインのテイスティングを開始。地方、品種、生産年などが異なる5種類のワインを飲み比べ、シートにそれぞれの色、香り、味わい等を細かく記入していく。初めてワインのテイスティングに挑戦する尾崎さんは、一つひとつのワインをじっくりと吟味。熱心な横顔から、心底楽しんでいる雰囲気が感じ取れた。
講義終盤はワインの歴史や製造方法について掘り下げた内容。途中でワインにちなんだ小話も挟まれ、ほのぼのとしたムードで進んでいった。そして最後にYokuno講師が登場し、ドンペリを紳士的に開ける方法を伝授。全員でドンペリで乾杯して、充実した3時間の講義は幕を閉じた。
今回の講義で印象的だったのは、梅田先生が生徒たちからアグレッシブに質問を求めていた光景だ。「私は質問を強要します。だから、最低3つは質問を考えてください」と、次々と生徒たちを指名。生徒たちが皆、講義に熱心に耳を傾けていたのは、「何か質問をしなければいけない」というプレッシャーのおかげだろう。質疑応答は講義の合間に幾度となく繰り返され、そのたびに場が活性化していく。時間が経つにつれ、生徒たちから次第に奥深い質問が飛び交うようになり、ワインへの知識が着実に深まっていく光景を目の当たりにすることができた。
3時間でワインに関するあらゆることが知れるこの導入講座。講座を終えた直後の尾崎さんに、感想を聞いてみた。
「すごく楽しかったです。とても充実した3時間で、本当にあっという間でした。先生のお話はどれも興味深く、基本マナーやワインの時代背景などを詳しく学べました。テイスティングは最初難しそうだと思いましたが、いろいろなワインを飲み比べるうちに少しずつわかるようになってきて。この先、もう少し通って、もっと深くワインのことを知りたくなりましたね」
