01月15日 15時17分 担当/初代校長 梅田悦生
ワインを始めて学ぶときには、アトランダムに話題を拾い集めるよりも、基礎の基礎から一歩ずつ踏み固めることが大切です。一本筋が通るという言葉がありますが、基礎はその筋の一つでしょう。
レコール・デュ・ヴァンのベーシック講座では、授業は
1. ワインに関する理論を学ぶことと、
2. テイスティングの上達を目標として、極めてベーシックな水準から開始します。
たとえば、ワイン学に関しては次のようなお話から始まります。
「ワインは人類が手にした最初のお酒で、BC6000年には造られていた歴史的な証拠が証明されています」とはじめ、「エジプトのピラミッドのなかには、ブドウからワインを造っている絵が今もきれいに残っているのですよ」と、その時代に描かれた壁画の写真を見ていただきます。時の流れに沿ってすすみ、ヒポクラテスがワインを薬として使っていたこととか、ドイツではライン川流域よりもずっと先にモーゼル川流域でワインつくりが盛んだったのですよ、と興味深い話題に事欠きません。
ブドウの栽培、醸造、熟成に関する理論も大切です。
なぜドイツワインには赤ワインが少ないのか、なぜスカンジナヴィアではワインができないのか、なぜエジプトでは今はもうワインを造っていないのか等々、きくと納得できる内容が沢山あります。
ちなみにこれらの答えですが、ワインはブドウから造ります。
ということは、ワインは農産物なのです。農産物の出来不出来が天候に左右されることは、洋の東西を問わず昔からみんな知っている事実です。
農作物ですので、太陽の恵みが少ない北の地方ではブドウが育ちません。
しかるに、ドイツでは最近赤ワインが増えてきました。
それは、赤ワインの需要が高まったことと、地球温暖化の影響を受けて、昔に比べてドイツでも赤ワインを造るための自然環境が整ってきたことによります。
ピラミッドの絵にあるように、古代ではエジプトでもワインを造っていましたが、かの地では太陽の恵みが多すぎて、甘いブドウは実っても酸が飛んでしまうので良いワインはできません。
暑すぎる国でのワイン造りは、魅力的な農業ではないのです。
具体的なワインについての知識も当然必要です。たとえば「フランスのシンデレラワイン」と聞くと、たちどころにまず赤ワインであり、そのワインの生産地はフランス・ボルドー地方のサンテミリオン・ポムロール地区で、メルロー種やカベルネ種を使ってできる、近年になって彗星のように姿を現したワインなのだ、と思いだせるように記憶しておかねばなりません。(単語がすべて理解できましたか?)
頭の中の引き出しに、すぐに出せるようにワインの知識を沢山しまっておけると、レストランに行って膨大なワインリストを見てもすぐに対応できるのです。 【ワインは系統的に学ぶことが大切なのです。】
******事務局より******
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