今日のレコール・デュ・ヴァン

ワインスクール日記

09月25日 17時48分  担当/講師 田辺公一

「若手ソムリエの登竜門 ロワールワインソムリエコンクールを経験して」1

事務局より・・・・
新しく、レコール・デュ・ヴァンの講師に仲間入りした、田辺公一講師がロワールソムリエコンクールに挑戦した時の模様を日記にして下さいました。今回は〜挑戦編〜です。

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ロワールワインソムリエコンクール」は2000年より開始され、日本全国の35歳未満のソムリエの登竜門として大きな役割を担っている大会です。

今回は、私がその大会に挑戦させていただいた時のお話をさせていただきたいと思います。

この大会は予選を大きく東京会場、大阪会場と二つの会場に分け、合計約100名のソムリエが毎回参加しています。
予選は各会場で筆記とブラインドティスティング 続くセミファイナルではフランス語か英語を使っての完全なコメントを求められながらのブラインドティスティングとサービス実技、その際の仮想客からの質問に答えていくといった内容で、ロワールという一地方に限定されてはいるものの、その内容はとても幅広く奥深いということを参加者はとことん思い知らされます。

例えば予選はこのような筆記問題が出題されます。

*Sancerreは土壌別に3つの区画に分けられる。それぞれの区画名を原語で答えなさい。

*アンジュ地区を雨雲や湿度から守る役割をするレリーフ(起伏、小高い山々)の名を原語で答えなさい。

セミファイナルを終えると東京会場から3名、大阪会場から2名のファイナリストが選抜され、いよいよ大観衆の待つ会場のステージ上での決勝戦へと進んでいくのです。

私が挑戦した当時は神戸のホテルに勤務していて27歳になったばかりの時です。
まだコンクールという存在を知らず、突然送られてきた参加申し込み書を見てなぜか速決で申し込んでしまいました。

結果、、、、、、予選落ち、、、、、

しかも筆記はおそらく1問しか答えられず天を見上げる状態で、ティスティングに関しても、品種は限定されているから分かるだろうと思っていたら、まだ飲んだこともないようなAOC等も出題されきちんとコメントも書けず、自分でも思い出したくないほどのさんざんな内容に終わってしまいました。

当時の私はソムリエ資格を取得して2、3年でしたが、「自分はソムリエなんだ」とか「ワインのことならなんでもまかせて」のような根拠のない自信からくる慢心の塊でまさに井の中の蛙、日本中、世界中にはたくさんのすごいソムリエがいるんだということも知らず、今思えばほんとに恥ずかしくなる自分がそこにいました。

「準備とは全ての言い訳をなくしていくこと」

ある有名な方の言葉ですが、この言葉がその時以来、私の心の奥に深く刻まれました。
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次回、〜リベンジ編〜 へ続く・・・。 

【講師】田辺
【講師】
田辺 公一
Tanabe Koichi
プロフィール
  • 日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
  • 2005年 第6回ロワールワインソムリエコンクールファイナリスト
  • 2007年 第6回キュヴェ・ルイーズポメリーソムリエコンテスト優勝
  • 神戸北野クラブ、ザ・リッツカールトン東京等、ホテル・レストランでソムリエを勤める
メッセージ
「初めて飲んだ貴腐ワインの香り、味わいが今でも忘れられません。」
もう10年も前のことですが、その時の感動、情景が鮮明に甦ります。
ワインを勉強するということは世界中の食文化や歴史、その土地の風土を知り、経験していくということでもあります。
そこから得られる日々の喜び、豊かさは必ずこれからの人生においてかけがえのないものになると確信してしています。
 
 
 
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